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Number 169
同じ色を重ねたいんです!〜同系色コーデ〜
「おしゃれって、何???」
おしゃれ迷子から始まり、日々着こなし研究をするスタッフの一人。
今回は、Usaatoならではの草木染めグラデーションでできる、同系色コーディネートのことを書きました。
私はおしゃれな人にはなりたかったけど、どうしたら良いのかわからない、そもそも何がおしゃれで何がダサいのかもわからない。
ダサいことすら自覚できていない、そんなところからスタートした人間です。
何をどうしたら良いのかが分からない、そんな私が1番最初に取り組んだのは
「トップスとボトムスを同系色で揃える。」
こと。
全体のバランスも大切なのですが、最初から全部やろうとすると大変です。
だからこそ最初は色のことだけ考えていました。
色さえ揃えとけばね、少なくともダサくはならないんですよ(ドヤ)
ということは初心者さん向け?
いえいえ、ある程度マシになった今でも同系色のコーディネートが好きです。
自分好みだからこそ、同系色でコーディネートして出勤してきたスタッフを見ると「素敵だな」と思います。
↓ 素敵だなと思ったスタッフのコーディネート。
黒檀染めで組み合わせたコーディネートです。
同じ黒檀染めでも、元々の染まり具合や、洗った回数などといった理由で自然とグラデーションになるんですよね。
茶色〜焦茶っぽい色の重なりが綺麗。
↓やっぱり同系色でコーディネートするのが好き
草木染めの中でも緑っぽい色で組み合わせました。
今回は運良く手持ちの服を組み合わせるだけでバランスの良いコーディネートができたので苦労しなかったのですが、こだわりポイントがあります。
緑っぽい色で組み合わせると、私の場合は顔がボヤッとした印象だったのが気になりました。
顔にパンチが欲しい!と思い、メイクと靴にオレンジ色に近い茶色を選んでアクセントにしました。
ところで、服の色味を説明する際に「〜ぽい」と表現しているのには理由がありまして、ここからは草木染めの色の表現についての話をします。
Usaatoの服は自然素材を原料に作られた服です。
例えば草木で染めた服の場合は、染めた原料がわかるようにタグに「Natural dyes」と表記しているのですが、一口に「Natural dyes」と言ってもその色合いは、赤っぽい色から茶色っぽい色、緑っぽい色とさまざまです。
はっきりと「赤」とか「緑」と言い切れない微妙な色が多いので「~ぽい」という表現になってしまう。
Usaatoのデザイナー、うーさんが昔、車の窓から見えた新緑の山々を見て「いろんなみどりがあるね」と表現したそうです。
「新緑」と表現すると瑞々しい若葉の緑色を思い浮かべるのですが、自然界はそんな一言では言い表せない。
たとえ同じ種類の木で、同じ新緑の時期でも、木々の色合いは1本1本異なり、よく見ると葉っぱ1枚1枚ですら色合いが異なります。
うーさんがどのような意図で、そう表現したのかは定かではありませんが、自然素材で染められたUsaatoの服も自然そのものの色。
山の木々と同じでその色合いを表現するには言葉では限界があると思ったので、服の色味を説明する際に「〜ぽい」と表現している訳です。
今回はうーさん風に言えば「いろんなみどり」のコーディネートになりますね。
つまり私は「山ガール」ということになります。
↓ 秋の山をイメージして、ワードローブを重ねてみました
、、、冗談はさておき。
草木染めに限らず藍染めも、染める回数が少ないものは緑っぽい色になります。
この染めの世界の奥深さよ。
ラビリンス。
↓ このシャツが藍染めの緑です。
Usaatoの服が自然そのものの色と考えるならば、その色の組み合わせは無限大です。
だって、自然界の色ってそのままで調和しているから。
これから紅葉の季節がやってきますので、Usaatoの服で紅葉を表現したコーディネートを考えるのも面白そうです。
自然を纏う服、楽しんでコーディネートしてみてくださいね!
【おまけ】
同じ色を重ねたい!
その結果がこの藍染めの山々です。
↓
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- 着こなし Natural dyes(草木染め)
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