Number 297
うさとの服は、農産物のようなもの
少し前に「農産物としての衣料品」という言葉をインスタ内で見かけ、印象に残りました。
というのもうさとの服を「アパレル」と呼ぶには違和感を感じていたからです。
デザイナーのうさぶろうもファッションではなく、「エネルギーの塊」と表現していましたしね。
一般的に「アパレル」とは、特に“既製服”のことを指します。
あらかじめ決められたサイズやデザインで、大量生産された服のことですね。
なるほど・・それを基準にすると、うさとは当てはまるところはあるけれど、やっぱりアパレルとは似て非なるもの、かもしれない。
うさとの布は農村の繁忙期や季節によって生産量が変わるとか、布の仕上がりも良い仕上がりのときもあれば、課題を感じることもあります。
デザインが違えばサイズの基準も一定ではないですし、一人一人の暮らしや身体に寄り添うように大量生産には向かない方法をあえて選んでいます。
そんな背景を知ると、うさとは自然のサイクルの中で生まれる「農産物」という表現の方が、しっくりくる気がします。
そして、そんな作り方をしているからこそ惹かれる方が多いのだとも思います。
うさとの服を大切に思ってくださっている方は、毎回一期一会の出会いとして単なる“モノ”としてではなく、もっと深い視点で、丁寧に向き合ってくださっている、そんなふうに感じています。
いつも、本当にありがとうございます。
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