Number 312
愛情を込めて織る
お店で使う手織り草木染めの絨毯を探しに行ったときに、
店主の方がこんな話をしてくれました。
「現地の人に話を聞くと、
“いかに愛情を込めて織ったか”
を説明してくれます。
自分たちの暮らしのため、家族のために織っているので、
そういう表現になるんですよね。
良い絨毯ほどそう言われます。
ディティールの話ではないのです」
その言葉に何度も頷いてしまいました。
うさとの布はタイやラオスで織られています。
織り手の人たちは自分や家族が着る布を織り、
それを服に仕立て日々の暮らしの中で着ています。
布を織ることは特別な作業ではなく暮らしの一部。
うさとの服はその暮らしの一部を分けてもらって生まれています。
「愛情を込めて織る」
と聞くと特別なことのようにも聞こえますが、
暮らしの中で自然と
「健やかに暮らしてほしい」
と思いながら織っているのではないのでしょうか。
それは根底に無意識にある大きな愛情なのだと思うのです。
そのような気持ちで織られた布を纏うと、
作り手の暮らしがどこか遠い出来事ではなく、
自分の延長にあるように感じられるのです。

Usaatoにまつわる様々を
写真とともにお届けしています。
オンラインショップの新商品情報も
いち早くご覧いただけます。
ぜひ、ご登録ください。
