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Number 174
破れ補修ー当て布・手縫いver.ー
Usaatoの服のお直し方法をご提案するシリーズです。
こちらもぜひお読みください。
今回は、当て布を使い手縫いで行った、破れ補修の一例をご紹介します。
二冬、コートの裏地の代わりに、コートに重ねて着ていたトップス。
生地同士の摩擦で無理な力がかかったのでしょうか。
気付くと、サイドスリットが裂けていました。
拡大すると・・・
裏から見るとこうなっています。
5センチほど裂けています。
今回は、ハギレを当て布にして、補修します。
①まずは当て布を、裂けた部分より一回り大きく、バイアスにカットします。
バイアスにカットするのは端からほつれにくくするためです。
②破れた部分から、生地がほつれてこないよう、少しだけ重ねます。
③重ねた部分に、裏から当て布を当てて、マチ針でとめます。
④表に返して、境目をまつり縫いしていきます。
出来ました
↓
⑥再び裏返し、当て布の周りを千鳥がけしていきます。
⑦出来たら表に返し、補強のために点線部分をなみ縫いします。
一度破れた部分は、そこから再び破れることもあるからです。
完成です!
【表】
【裏】
今回補修したシャツの、Usaatoの手織り生地は素朴な風合い。
生地の目があまり詰まっておらず、糸も太めです。
ならでは(?)、ざっくり補修でもあまり目立たない仕上がりにできました!
当て布に使ったUsaatoのハギレは、展示販売会や直営店で補修用のものをお渡ししていますが、Usaatoのものでなくてもできます。
「裁縫は取れたボタンを付けるくらいしかしない」スタッフが、1時間かからなかった作業でした。
お試しください。
他の困りごと(ボタンがとれた!など)や、プロのお直しに出した体験談など、他のお直し関連ブログもぜひご覧ください。
Usaatoの服は、お手入れしながら付き合うのも、愛着が増しておすすめです!
手縫いで補修しても目立たない!
手仕事を重ねた、ざっくりとした素朴な風合いの生地に、オートクチュール出身のデザイナーが”宇宙の法則”を意識したパターンを組み合わせたUsaatoの服。
その奥行きある世界もお楽しみください。
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