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Number 274
うーさんと話して、思い出したこと
「うちの服は個性的だけど、良いところは”着る人が喜ぶ”ということがあるところで、それは着て、本人が一番気付くんじゃない?
”着られて”ないから。
”着られちゃう”洋服じゃなくて、”自分が着る”洋服になると思いますよ。
まとうような感じで・・・」
先日、うさとのデザイナーうーさんのお話を聞いていて思い出したのは、まだうさとに出会ったばかりの頃のこと。
うさとの服は、生地もデザインも、これまで身に付けてきた服たちとは随分違う。
ただ「家が近いから」という理由で、うさとのことを何も知らず(!)直営店のアルバイトを始めた私は、見知らぬ世界にかなり警戒心を抱いていたのが、正直なところです。
「着ているところを知り合いが見たらどんな風に思うかな?」
「この世界観に染まってしまうのが怖いな・・・」
そんな風に思っていました。
けれど、無意識のうちに、先輩から ” 店頭に立つ時に ” といただいた服を休みの日も着ている自分がいる。
「なぜ?」と思いながらも着てしまう。
毎日着るようになり、服が足りなくなり、無難に思える(?)デザインのものを買い足す。
そうして「自分のうさと」を持つようになると、気付けば「あれも着てみたい、これも着てみたい」というように気持ちが変化していました。
順調に、染まっていったわけですね。笑
そんなある日、先輩にコーディネートを褒められ、かけられた言葉は
「こんな服、着るようになると思わなかったでしょ?」
その日私が着ていたのは、胸下に切り替えがあり、四角い生地が広がる「エンジェル」というデザインのベストと、これまた広がる「八角形スカート」。
どちらも生成りに茶色のチェック柄の生地で、可愛らしくとても華やかな組み合わせです。
「非日常的な装い」だと感じてもおかしくない、これまで自分が着てきた服とはかけ離れたデザインだったのに、気付けば着ちゃっていた。笑
それも、ただただすごく嬉しい気持ちで。
「うちの服は個性的だけど、良いところは”着る人が喜ぶ”ということがあるところで、それは着て、本人が一番気付くんじゃない?
”着られて”ないから。
”着られちゃう”洋服じゃなくて、”自分が着る”洋服になると思いますよ。
まとうような感じで・・・」
先ほどのうーさんの言葉をお借りすると、この時の私は、服に「着られちゃう」じゃなくて、服を「自分で着る」をきっと初めて体験したのだろうと思います。
そして、「自分で着る」楽しさは5年経った今も新鮮で、すごい服だなあと、思うのです。
新しい年が来ます。
そんな体験をくれるうさとの服に、たくさん出会っていただける一年になると良いな。
そう心から思っています。
(スタッフ 美央)
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