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Number 175
うさとの服は、一生ものじゃありません。
“うさとの服は、一生ものだから”
そんな言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
それって、、本当??
ある意味では本当で、
ある意味では違います。
正確な言い方をすると
“着続けられるかどうかはあなた次第”
では、どうすれば長く着られるの?
うさとの服と長く付き合うために、お伝えしたいことがあります。
うさとの服の物語
うさとは“手作り”
服になるまでに
“手作業で” されている工程が
多くあります。
糸ができる前の
棉を育てるところから、
収穫する人
タネを取る人
糸を紡ぐ人
染料を森からとる人
染める人
布を織る人へと続きます。
そうやって作る布は、
糸の太さ
撚りの強さ
色の組み合わせ、
織りの組み合わせ
などのちがいがあります。
私たち人間が
一人ひとり、
お肌や髪質、
目の色などが
微妙に違うように、
同じ色に見える布でも
手織り生地は、出来上がりも風合いも
一枚一枚、微妙に違います。
状態が一定ではないということは、
一般的な服の世界ではNG、
でも
うさとにとっては、個性。
それが、いい。
その布はうさぶろうのデザインで
美しいシルエットの洋服となります。
布は
裁断は1〜2枚ずつ
縫製も、一着を一人の人が担当。
非効率なやり方によって生まれる
“自分がつくった“という自覚が
関わる人の楽しみ。
その後、
タイの会社にて
検品やタグ付けがされた後、
日本のオフィスに届き、
全国の販売代理者である
コーディネーターさん、
またはオンラインや直営店を通して、皆さんのところへ旅立つわけです。
うさとの服は物語に満ちています。
服になるまでの背景を、
旅するように想像してみると、
ものすごくたくさんの人の手から手へ
ものすごくたくさんの喜びと笑顔が
つながってできた服なのです。
これから袖を通すあなたも
この物語の中の一人。
さあ、これからこの物語の続きを紡いでいくのは、あなたです。
服との付き合い方
物語を紡ぐことのひとつに、
服との付き合い方、があります。
あなたがこれからどのように
服とすごすのかで、服の未来は変わります。
ぜひぜひ、愛着を持って
接してください。
個性的なうさとの布は、
ある意味強くて
ある意味弱い。
その特徴を踏まえて
長く付き合っていくためにできることを
お伝えします。
手つむぎの糸は
ワタを撚(よ)って糸にしていきますが
人によって
太くなったり細くなったり。
うさとの布は
手肌触りが良く、
凸凹していて優しい
ざっくりとした風合いが特徴です。
手織りの特性上、特に綿の布は
一定の力がかかり続けると弱いです。
丈夫に縫っていますが、
一ヶ所に同じ力がかかり続けると、
一部分が伸びてしまうこともありますし
湿気た状態で力がかかると
破れやすい条件となります。
1日着たら、1日休ませてあげましょう。
細身のトップスやパンツなど
負荷がかかる部分や
摩擦が起きる部分があると
早く消耗してしまう可能性が高いです。
その服の消耗度は
着る頻度やアイテムにもよります。
最初はピカピカの服が
着続けて
洗っていくうちに柔らか〜くなって
とっても心地よくなり
だんだん馴染んで
さらに着続けていき
少し生地が薄くなって
破れたり縮んだりしてきた時。
さあ、
あなたの出番です。
その先の物語を
どう綴りますか?
あなたの手が加わることは、
またその服の新たな物語になっていきます。
具体的には?
と、いうことで。
長く着るためにできることの一例としては、
・やさしく扱う
・一度着たら一日休ませる
・負荷がかかり続けるような動きをしない
などがあります。
それでも、着ていくうちに
・色褪せ
・生地のヘタり
・破れ
・ボタンが取れる
・ループが壊れる
などが起きてきます。
ここからは
具体的にご自分でできるお直しの方法から、
プロに依頼した場合まで、
ご紹介やご提案をしていきたいと思います。
今回ご紹介するのは3つ。
どれも、初歩的なお裁縫の技術で出来るやり方です。
うさとの服との長いお付き合いの一助になれば幸いです。
(スタッフ 加藤)
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