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Number 285
この服、誰が縫ってるの?タイの縫製グループを訪問
うさとの服は、
タイ・チェンマイで縫製しています。
うさとの服の作り方は、一人が一枚を仕上げます。
そのため、誰が縫ったか、一枚一枚に名前を書いたシールが貼ってあるのはご存知だったでしょうか?
これはうさとのデザイナーうーさんが、
縫う人が、形になっていく喜びを感じながら、自分の手で仕上げるという充実感を大切にしてもらいたくて、一人が一枚を仕上げると言う形になっています。
布を織る村も縫製グループも、うさとの自社工場ではありませんが、
うさとのものだけを作ってくださっています。
(それがどうしてかは、また別の機会に詳しくお伝えしますね。)
縫製グループは、一人のところから10数名のところまであります。
今回、縫製工場に行き、お話させていただきました。
日本のスタッフもこれまで縫製工場を回ることがあり、
工場を一軒一軒まわって、同じ話を毎回していました。
今回は、その方たちを一つの工場に集まっていただきお話させていただきました。
この試みは初めてのこと。そして何をしたのかというと・・
日本にいるうーさんと画面でつなぎ、ご挨拶。
縫製工場の方々はうーさんとはもう何年も会っていません。
久しぶりにうーさんと対面した方の中には涙する方も。
次に、縫製のお話を。
うさとの服はロックミシンを使わず、折り伏せ縫いというダブルステッチで仕上げていきますので、基本しっかりしています。
日本の方はすごく喜んでいること、
縫製がしっかりしていると言われることをお伝えしました。
ですが手作りのものですから、どんなに気をつけていても、お直しするものは出てきてしまいます。
縫製不良の修正については、すぐに修正できる簡単なものも多いのです。
それは少し確認すれば見つけてすぐ直せるものであるということ。
ですから、
“作り出す洋服はあなたの子どものようなもの、
どうか送り出す時に最後もう一度チェックしてくださいね”
というふうに、お伝えしました。
うーさんは、日本で作られるのと
タイで作られるのでは
上がってくるものが違う、と言われます。
私も感覚ですが、そう感じています。
それは見た目、というより、氣 というものでしょうか。
これはいい、悪いという事ではなくて
人の気質が違うので、仕上がった時のエネルギーが違う、というふうに解釈しています。
今回は、日本のお客さんの姿をYouTubeを見ていただきご紹介しました。
自分たちの仕上げた服を実際に着ているお客様を見る機会がこれまであまりなかったようです。
これからは服を着て喜んでいるお客さんを想像して楽しみながら、またいいものを縫っていただけたらと思います。
うさとの服の優しさは、この縫ってくださる方の手の温もりも入っていますね。
みなさん終始とても真剣に聞いてくださり、
持って行ったお直しも、次の日の朝には既に出来ており、
きちんとやってくださる姿勢に頭が下がりました。
今回の交流は2時間ほどでしたが
これからもコミュニケーションを取りながら、共に“うさと“を創り上げていきたいと思いました。
(スタッフゆり)
うさとの服の生産背景に関連するブログはこちら
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