ところで、Usaatoの服って何なのでしょう? vol.1 | Usaato うさと

Usaato

Number 16

ところで、Usaatoの服って何なのでしょう? vol.1

 

いつもUsaatoを

ご愛顧いただき、ありがとうございます。

 

さてさて、

Usaatoの服・・・

みなさま、どう思われますか??

 

長年着てくださっている方

最近知ってくださった方

まだ着たことはないけど

なんとなく気になって

ブログをお読みくださっている方

 

Usaatoの服って・・・

 

シーズン毎に、入荷した中から選び放題!

この色も、あの形も、

流行りのものが豊富に用意されている!

 

わけではなく

 

展示販売会や直営店USAATO KYOTO

そしてオンラインショップでも

「出会える時には出会えるが、いつも出会えるとは限らない」

 

という、幻のポケモンか、トトロか??

と思わず言ってしまいたくなる

”手に入れにくさ”もあり

 

率直に言って

 

「変わってる!!」

 

服だと思いませんか。

 

そして、

一度でも袖を通してくださった方なら

共感していただけると思うのですが

 

とにかく、

着るとものすごく心地が良い。

なんだか分からないけど

身体も心も、ぐんと広がるよう。

なんだかすごく嬉しくなってしまう。

脱ぎたくないなあ!

 

といったことを

感じませんでしたか?

 

この、

なかなかに

思い通りにはならない

まるで

「今年の桜は綺麗だね、見れて幸せだね」

と自然を相手にする時のような

気持ちにすらなってしまう

Usaatoの服と関わるうちに

あらためて、

「Usaatoの服って、一体何なの??」

と思ったのです。

 

「 何だっていい、

着て感じたことが全て! 」

それもまた、その通り。

 

でも、もう少し知りたいな!

Usaatoの服のこと。

 

そんな気持ちで書きました。

ぜひご覧ください。

 

 

 

冒頭で

”手に入れにくさ”のある服だと書きました。

 

タイやラオスの農村で暮らす人たちが

綿、麻、絹の

自然素材を材料とした糸を

藍染、黒檀染め、あるいは草木染めして

手づくりの素朴な機織り機で織りあげた布

 

その布でできるのがUsaatoの服です。

 

例えば、根強い人気のある

藍染めのアイテム。

 

人気があるのなら

常時豊富に提供できるよう

布を織ってもらい

服を作ってもらえば良いのでは?と思いませんか。

 

実際に多くのアパレルは

そのようにして服を作り売っています。

 

けれど

Usaatoの服の作り方は

どうやら様子が違います。

 

 

もっともっと作れば

もっともっと売れる、作ろう!

たくさん藍染めの布を織ってください!!

 

と藍染めの布を織っている村に

お願いしたとしたら。

 

 

もっともっと欲しい、

が生み出すものが

 

例えば

 

藍を栽培する際の

化学肥料や農薬の使用かもしれないし

 

藍色に染まる

化学染料の使用かもしれないし

 

藍染めの布を多く織るため、

村の伝統的な模様の布が織られなくなる

という現実かもしれない。

 

 

そうするとどうでしょう。

 

Usaatoの服のいのちは

様変わりしてしまうかもしれないのです。

 

 

では、

ただ織り手さんの織るままに

布を無条件で買い取っていたらどうなるのか。

 

布の中には

模様や生地の強さが

洋服に向かない布もあります。

 

”布の持つキャラクター”

がその役割に向かないことがあるのです。

 

これまでは

そういった布も

どうにか服として仕立ててきた、

とデザイナーのうーさんは言います。

 

制作を止めてしまうと

織り手さんだけでなく

縫い子さんの仕事も無くなってしまうから。

 

「作り手の手を止めない」

と決めていたからです。

 

 

作り手の手が止まると

 

まず、作り手の生活ができなくなるため

別の仕事を始めてしまいます。

 

また、手を止めるとその分技術は落ち

品質が下がります。

 

遠からぬ未来に作り手がいなくなる

ということも起こります。

 

そうすればUsaatoの服も

無くなってしまう。

 

 

けれど昨年、

新型コロナウイルスの

世界的な流行がUsaatoにもたらしたものは

服作りを初めて以来、一度もなかった

”作り手の手を止める”

と言う事態でした。

 

ここで、Usaatoに変化が起きました。

 

「無理は無理」

 

そう言えるようになったのです。

 

これは決して悪い変化ではありませんでした。

 

どこかにあった

”こうしてあげなくちゃいけない”

という想いを手放した今

 

必要な方に必要な服を届けるため

Usaatoの服が無くならない可能性を探るため

 

Usaatoの服に関わる

織り手さん

縫い手さん

タイのスタッフ

日本のスタッフ

展示販売会を担う人たち

 

どの場所も

滞りなく循環するよう

 

これまでになかった

コミュニケーションへの挑戦、

そして試行錯誤が始まっています。

 

いつからか

どこからか

抱えていた不自然。

 

そこに向き合い始めたのです。

 

自然の服を扱う私たちは

不自然を抱えられない。

 

自然調和に向けて

Usaatoの服は

大きく動き出しました。

 

 

 

もちろん

着る人も、参加者の一人です。

 

Usaatoの服に

興味を持ってくださり

着てくださる方は

 

きっと、

 

たとえご自身で

今は気付かれていなくても

 

Usaatoの服の

”もの”としてではない

魅力に惹きつけられた方だと思います。

 

「こういう形の服が欲しい!」

「このサイズが欲しい!」

「この色しか着ない!」

 

一度、思い切って

服に求める要素を空っぽにして

 

目の前に現れたUsaatoの服

そのものに向き合ってみたら・・・

 

それまでの自分の

考えの少し外、に出会えるかもしれません。

 

やっぱり変わった服です。

 

心を自由にして着ると

その人に変化が訪れるのは

どうしてなのか。

 

そこには

Usaatoのデザインの秘密も

大きく関わってくるのですが

 

それは

 

【ところで、Usaatoの服って何なのでしょう? vol.2】

 

にてお届けしますね。

お楽しみにお待ちください!

 

 

 

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