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Number 154
タイ研修記 vol.1
「Usaatoの服とは。タイやラオスの農村部で、綿・大麻・絹を草木で染め、暮らしの中で手織りされた布を使い、デザイナーさとううさぶろうが”宇宙の法則”を意識してデザインし、作られた服です。」
入社以来、何度も何度も何度も!
書いてきた文章ですが、これまでUsaatoの服の故郷タイを訪れる機会はありませんでした。
そのタイにこの夏、4泊5日、うち2日間は移動日という短い時間ではありますが、訪れることができました。
私は、タイはもちろん、海外へ行くのは初めて。
何もかもが新鮮で、言葉にするのが難しいところもありますが、全行程をまとめました。
どうぞお付き合いくださいませ!
朝7時半に会社を出発して、飛行機を乗り継ぎ、タイのチェンマイに到着したのは夜の9時半。
空港を出ると、外は京都とは全く違う空気感です。
生々しい、とでも言いましょうか。
乗り合いタクシーをチャーターしてもらい、ホテルに向かいます。
このタクシーはソンテウと言い、ラッシュ時は屋根まで人が溢れるそう。
街中にばっさりと垂れ下がる電線の量と、狭い歩道。雑然とした感じ。
あちこちにある屋台や半分外のようなお店では、夜10時前にも関わらず、多くの人々が食事を楽しんでいる様子です。
チェンマイの街中の活気を横目に感じながらの移動でした。
翌朝はUsaatoの服の生産拠点、”うさとサイアム”へ!!
チェンマイの街中から車で山の中へと、30分ほど走ったところにあるうさとサイアム。
これまで、写真やオンラインMTなど、画面の中でしか会ったことのないスタッフに出迎えてもらい、緊張しながらも嬉しい気持ちが湧き上がります。
うさとサイアムは広大な敷地を持ち、庭師の方に絶え間なく手入れされた美しい緑の中、いくつかの建物が点在する場所です。
その中のひとつ、広々として壁の無いオープンな広間のようなところに通され、タイのスタッフも日本のスタッフも円座になって自己紹介。
飲んだことはないけど不思議にほっこりする香ばしさのお茶と、バナナの皮に包んで蒸し焼きした餅米のおやつをいただきながら時間を過ごした後は、うさとサイアムを見学します。
デザイナーのうーさんと、テキスタイル責任者のソムヨットさん。
Usaatoの服の根幹とも言える二人の美意識が、隅々まで充満しているかのようなアトリエや住居部分をはじめ、うさとサイアムはどこまでも行き届いた美しい場所でした。
そして、迷いそうなほど広い!!!
うーさんが出来上がった服をトランクに詰め売り歩く、引き売りのような形で始まったUsaatoの服。
当時こんな立派な施設は、もちろん無かったはずです。
その頃から、今のうさとサイアムに至るまでの歴史と、エネルギーを思うと気が遠くなるようです。
全てを回ることはできませんでしたが、生地の倉庫にも入ることができました。
この生地たちが服になり、着る人の元へ旅立つ。
日本で、タイから送られてきたUsaatoの服たちに、「流れよく旅立てますように!」と祈るような気持ちになることがあります。
ここは、より源流に近い場所。
これからはこの倉庫に眠る生地たちにも同じ気持ちになりそうです。
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- 生産背景 日本のスタッフ、タイへ!
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