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Number 56
地味だけど、地味じゃなかった！
Usaatoの服が旅立ちを待つ倉庫には
あっという間に居なくなるこたちがいる一方
なかなか旅立たないこたちもいます。
そんな服たちには共通点が。
「私たち（スタッフ）が魅力を知らない」
「魅力をお客様に発信できていない」
ということ。
最近は、そんなこたちと向き合おうと
”普段着ないタイプでも、まず、自分たちが着てみる”
”どんな特徴があるか知る”
”デザイナーであるうーさんに、着方を教えてもらう”
ということをしています。
一般的なアパレルでは、
布選びから形の改良まで練りに練って
満を辞して発売！が普通かもしれませんが
そこはUsaato・・・
服だけど、ただの”物”じゃない。
”物”扱いした途端、みるみる元気がなくなるような気さえする。
「目の前に現れた！
ならば、必要な方がいるということ。
では、そこへ届けるためにどう取り組もう」
「思っていたより旅立たない！では、旅立てるように手をかけよう」
そんな気持ちで服と仲良くなくなろうとしています。
今日は、
そんな中
あるスタッフ達が
魅力を知ったスカートをご紹介します。
4月の新月の新商品として
Usaatoオンラインショップに登場した
このスカートたち。
出足が思わしくなく、ミーティングで話し合うことになりました。
スタッフの一人は思っていました。
（ひらひらと広がるわけでもないし、
すごく普通のスカート・・・
地味。
しかも、後ろで紐を結ぶタイプで着にくい。
正直なところ、魅力が掴めない・・・
どうやってお客様に伝えれば良いのかな？）
その時、同席していた
Usaatoの生産拠点
”うさとサイアム”から来日中の
スタッフが生地の話をしてくれました。
彼は、
村の人たちとコミュニケーションを取り
生地の生産管理に関わる仕事もしています。
このスカートの生地は特徴的。
縦、横、縦、横と
規則正しく織られたにしては
不思議な揺らぎを持っています。
それは、２色の糸を撚り合わせているからだそう。
なるほど！
よく見ると不思議だと感じたのは
そのランダムな色の変化による模様でした。
通常の生地の２倍の時間をかけて織られるそうです。
そこへ、「このスカート、形が大好きなの！！」
と声を上げたスタッフが２名。
え～～～～～～！！！
どこが好きなの？？？
「後ろでぎゅっと紐を縛り、
わざと生地を後ろに集めてギャザーを出すと
前から見るとスッキリしているのに
後ろはドレープが出て
可愛く見えるんだよ！」
「Usaatoのスカートは
正直仕事の時にはひらひらしすぎて邪魔になることもある。
でも、今日はレディな格好がしたいんだ！！っていうとき
このスカートはすごく良いの！
動きやすくて可愛い！」
ほ～～～～～！
生地を知り、ファンの声を聴き、
「地味なスカート」だと感じていたスタッフ
がぜん、このこに興味が出てきました！
もう一人
いまひとつ、このスカートに
興味を持ちきれなかったスタッフに
この話をすると、彼女も乗り気に！
アイロンが得意なスタッフに
綺麗にアイロンをかけてもらい
着てみると・・・
「地味だけど、地味じゃなかった！！！」
”重い”と感じていた生地は
”ふんだんに糸を使ったリッチな”生地に。
”地味”だと感じていた形は
”スッキリとシンプルなエレガンス”を感じる形に。
まるで違って見えました。
こちらは同じ形で生地が違う
展示販売会を旅しているこたち。
模様のある織りと
藍染のブルーは、着てみるととても軽やかでした。
生成りのショートベストを合わせれば
さわやか！
「何だか地味」
から、一気に
「今の一押しアイテム！！」となった
スカートたち。
出会われたなら
ぜひ、試してみてください。
Usaatoの服は着ることから
ストーリーが始まります。
私たちも、日々それを実感しています！
USAATO KYOTOのインスタグラムにて
動画でもご紹介しています。
こちらもぜひご覧くださいませ！
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3160
（好評につき、完売しました！ありがとうございます！）
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