Blog
Number 177
「パーソナルオブジェ」との出会い
物流での業務と、アイロンがけ等を担当するスタッフ”名人”は、ちょっとミステリアス。
そして、ストーリーのあるおしゃれを楽しむ人でもあります。
こちらのリールで胸に光る、気になるオブジェ。
今回は、その個展へ行ったお話しです。
10月某日、ぼくと同郷の群馬県前橋出身のアーティスト、高畑早苗さんの作品展示
「古今東西諸国漫遊2023ーConstellation」
が東京・丸の内のギャラリーであり、観に行ってきた。
高畑さんは地元の高校を卒業してパリ、その後ニューヨークへ渡り、世界各地で展示を行い、現代アートシーンで活躍されてきた。
ぼくが初めて高畑さんとお会いしたのは、10年ほど前。
群馬の地方紙に高畑さんを紹介する記事が載って、そのとき東京・日本橋のギャラリーで開催中の高畑さんの作品展を観に行ったときだった。
その後、何回か高畑さんの作品展を観てきた。
今回の作品展では、高畑さんのライフワークのひとつでもある「Personal Object(パーソナルオブジェ)」の新作50点あまりの展示が中心だった。
パーソナルオブジェは、高畑さんが世界中を旅して出会った風景や人々の写真、自身で描いた絵画、蚤の市で見つけたアンティークのパーツやビーズ、琥珀など、多様な素材をコラージュした作品で、どれも一点物だ。
高畑さんご自身が世界中を旅したように、これを身につけて人々に世界中を闊歩してほしいという願いから、これらの作品にはどんな大きなものでもピンがつけられている。
壁一面に展示されているパーソナルオブジェの中で目が留まったのが、昨年、高畑さんのお父様が亡くなられたあとに制作された不動明王をイメージした絵画作品をもとにコラージュした作品だった。
二つあってどちらを選ぼうか迷ったのだけれども、ダリアの花や蝶があしらってあって、ちょっと優しげな不動明王の感じや色合いが気に入った。
実際に身につけさせてもらったら、その時来ていた藍染めのシャツにとても似合っていたので、こちらを購入させていただく。
ちょうど高畑さんもいらっしゃったので、一緒に写真も撮っていただいた。
いま高畑さんはお母様の介護のために、毎週東京とご実家の前橋を往復されていてお忙しい中、作品制作を精力的にされている。
そのパワーをいただいて、購入したパーソナルオブジェと共に京都に帰ってきた。
関連するブログはこちら
Mail Magazine
Usaatoにまつわる様々を
写真とともにお届けしています。
オンラインショップの新商品情報も
いち早くご覧いただけます。
ぜひ、ご登録ください。