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Number 120
ヘンプ(大麻)の服を求めている方へ
2024/2/13加筆修正しています
Usaatoの服を着てくださる方の中には、ヘンプ(大麻)の服を探すうちに出会ってくださった方が少なくありません。
ヘンプはアサ科の植物です。
戦前は日本で”麻”と言えばヘンプを指すことも多かったらしいのですが、現在日本で麻の名称で流通している繊維のほとんどは、亜麻から作られるリネンだそう。
また、 日本工業規格(JIS) にて麻の名称で流通させてよい繊維は、亜麻と苧麻のみ。
ヘンプは含まれていません。
対して、Usaatoで販売している”麻の服”はヘンプの服。
Usaatoの服が生まれるきっかけとなった布は、北タイ周辺にすむ山岳民族が「いざり機(ばた)」で織った生成りのヘンプ生地でした。
それまで、同じ麻でもリネンはよく使っていたデザイナーのさとううさぶろうこと、うーさんが言うには、初めて見るヘンプ生地に「あっ これだ!!」と思ったそう。
「大麻には、魂を清らかにして、霊性を高めてくれる導があるように感じる」のだとか。
【スタッフ私物の手績みのヘンプ100%のストール】
近年SDGsへの意識が高まっていることもあり、ヘンプは環境・サスティナビリティの面からも注目を浴びているそうです。
無印良品でもヘンプの服が販売されるなど、以前より手にとる機会が増えたヘンプですが、Usaatoの場合はスピリチュアルな側面からも選ばれていたのですね。
それから約25年。
Usaatoの生地の生産地は近代化の進むタイからラオスの比率が高くなり、かつて販売していた手績み(うみ・麻など繊維の長いものを細かく裂き、よって長くつなぐこと)のヘンプ生地は今はありません。
ですが、ヘンプ&コットンの生地を中心にまたその当時とは違った風合いで、Usaatoのヘンプの服が作られています。
【ヘンプの力強さと、コットンの優しさを合わせ持つ、ヘンプ&コットンのアイテム】
ところで実際のところ、Usaatoのヘンプが入った服の使用感や着心地はどうなのでしょうか?
一般的に”麻の服”というと、思い浮かぶイメージは
「涼しい」
「夏によく見る素材」
「少しザラザラとしていて硬い」
といったところだと思いますが
これまで、「ヘンプの入った服が欲しい」とお求めくださっている方からは
「ヘンプの生地は波動が高い!」
「飛行機に乗るときに、ヘンプの入った大判ストールを巻いていると、電磁波から身体が守られてとても楽。」
「守られている感じがする」
など、実用性はもとより、Usaatoならでは?ちょっぴり不思議な声もいただいてきました。
ヘンプの服未体験の方は、どう感じるかをお試しいただくのも面白そうです。
一方、こんな感想も。
Usaatoで働き始めて丸3年、それまで自然素材と化学繊維の違いもよく分からず、ましてや手織りの服は着たことがなかったスタッフ(今や、クローゼットはUsaatoの服でパンパン!)は
「手触りや色、服として自分に似合うかで選んでいるので、ヘンプの入ったものも持っていると思うけど、どの服がどの素材かは気にしていない。
着てゆくとどの生地もそれぞれ、個性のあるこなれかたをして、柔らかくなっていくと感じるけど・・・
共通して言えるのは、ふとした瞬間に生地に触れると、たまらなく心地良いということ」
と言っていました。
Usaatoの服の素材は綿・大麻・絹の3種類。
素材による着心地の違いはもちろん、たとえば同じ綿でも、織られた場所や時期、織り手の個性により、その時々で違いがあります。
一言で”Usaatoのヘンプが入った服はこう!”と言うのは難しそうです。
Usaatoの服は手仕事による小ロット生産のため、素材に限らず、色も形も、出会いもの。
そして、手仕事は人から人へ繋がれるもの。
引き継がれなければ、簡単に無くなってしまうかもしれないものなのです。
ぜひ、目の前の一枚をそのままに感じていただき、「あっ これだ!!」と思ったら迎えていただければと思います。
また、Usaatoの服はデザインのバリエーションの多さも特徴的。
「服にヘンプは入っていて欲しいけど、色々な形も楽しみたい」という方にもおすすめです。
こちらは、現在(2024/2/13)発売中のアイテム。
ほっこりとした草木染めの色合いに、柔らかな手触り。
ヘンプコットンのパンツは履き心地も抜群です!
他にも、様々な生地、アイテムでお選びいただけます。
↓
Usaatoオンラインショップ
Usaatoのヘンプコットンの服、ぜひお楽しみください!
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【Usaatoの服って?】
Q.何で出来ていますか?
A.綿・大麻・絹、いずれかの自然素材です。
生成り、または草木で染めた糸を使用しています。
Q.どうやってできていますか?
A.タイやラオスの農村で暮らす人たちが、手づくりの素朴な機織り機で生地を織りあげます。
その村のあるがままの自然、ずっと伝わってきた暮らしの知恵、そして作り手ひとりひとりの背景や創造力があるからこそ生まれる美しい布を大切にしたいという思いから、布それぞれが持つ個性を生かした服になります。
限られた数の生産になりますが、手仕事を重ねて作られた服です。
最後の一枚まで着る人の元へ届きますように。
Q.いつ着るのですか?
A.ドレスのようにも着れるワンピースからパジャマまで、デザインはさまざまです。
老若男女、誰もが素敵に着れるデザインもあるんですよ。
今までに着なかったタイプのものも、ぜひ試してみてください。
意外としっくり馴染むかもしれません。
Q.ちょっと不思議?
A.「えっ」と思うデザイン。馴染みのない手織り生地。
はじめは着るのに勇気がいる服かもしれません。
けれど、服だから。まずは着て、感じてみてほしいのです。
着るとなぜかほっとする。脱げなくなる。どこか懐かしい気持ちになる。
それは、私たちが気の遠くなるような昔からまとってきた”衣”に対する感覚なのかもしれません。
本来の自分にもどる服、なんていうと言い過ぎでしょうか。
でも、ちょっとわくわくしてきませんか?
不思議、と思ったあなた。Usaatoの世界へようこそ!
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