Usaatoの生地をリーディング | Usaato うさと

Usaato

Number 121

Usaatoの生地をリーディング

 

Usaatoの服は、タイやラオスの農村部で手織られた生地でできています。

 

 

 

 

一般に広く流通している服のほとんどは機械で織られた生地のもの。

Usaatoの服を初めて見た方が「変わった服ですね」と仰ることが多いのは、見慣れない生地感もあってのことかもしれません。

 

 

身の回りの植物で草木染めされ、暮らしの中で織られた布は、コットン(綿)/ヘンプ(大麻)/シルク(絹)のいずれかの素材(組み合わせることもあります)で出来ており、素材による違いはもちろん、織られた場所・織り手によっても個性は様々。

 

 

そんな手織り生地たち。

オーナーデザイナーのさとううさぶろうの著書

『あいをよる おもいをつむぐ こころはひとつ』

で織り手の村の人たちとの初期のエピソードが紹介されています。

 

 

 

身のまわりの自然にも、色合いや風合いのヒントがいっぱいです。

ソムヨット(注:タイ・チェンマイ にある、うさとの服の生産拠点「うさとサイアム」のテキスタイル責任者)は、たとえば「夜空に星が流れるような藍染め」というイメージだけ伝えて、みんなで夜空を眺めにいったりしてたみたいです。

夕焼けの燃えるような赤、雨上がりの七色の虹、漆黒の闇の黒、芽吹きのやわらかい緑、雨に濡れた深い緑、乾いた砂のベージュ……。自然界は、ありとあらゆる美しい色にあふれています。刻々と色を変えていく空や山の景色などは、布の配色のイメージにもつながることでしょう。

しばらくすると、織りあがった布の表情が明らかに変わってきました。

色の組み合わせ方や柄の入れ方に「おっ!」と思わせる工夫が見られたり、お年寄りの織る布のなかには、彼女の生きた歴史や経験がなければ表現できないような、オリジナリティを感じさせるものも出てきました。

【P.89】

 

 

 

 

今日は、タイからやってきた服たちを全国の展示販売会やオンラインショップを通じて、お客様に届ける準備をするスタッフに

イチオシ生地

を選んでもらい、「そこから何を感じるか」を聞いてみました!

 

 

社内でも抜きん出て”生地”感度が高い彼女の”Usaatoの生地リーディング(?)”です。

 

 

 


 

 

 

まずはこちら!

藍染めの糸と、綿の原種とも言われる茶綿の色そのままの茶色い糸で織られた生地のパンツです。

 

 

 

 

 

 

 

『目で手触りを感じる。

まず目に飛び込んでくるさぁとした感じ。

動物の毛並みたいに感じる。

エネルギーがすごい高いなって。

このエネルギーに匹敵する人(お客様)がどこかにいるんだろうなと思っている。

同じ品番の中でも、際立つ1枚。』

 

 

Usaatoの服は少ロットとはいえ、通常ひとつの形ひとつのサイズにつき、同じロールの生地で作られたアイテムが数枚づつは入荷するのですが、こうなるともう個体識別されています。

ちなみに、この生地はある村で織られたもので、2色の糸をねじねじして横糸にしている特徴的なものです。

Usaatoの生地の織られ方

 

 

 

続いてはこちら!

 

 

 

 

『この人もまず、視覚から入ってくる人。

わかる?』

 

 

(わかんないです!)

 

 

『途中から降り注いできてる。

DNAに働きかける暗号のような感じ。

DNA、細胞レベルで、目から届いてくる。

宇宙から見えない光子が降り注いでいる系!

視覚からイメージして、いろんな風に見えてくる。景色のように見える。

見るだけで楽しめる1枚。

その先にまとう楽しみがある。

織った人のリズムがめっちゃあると思う。』

 

 

ほおお・・・

 

 

ということで。

 

 

Usaatoの服、ぜひ生地そのものにも注目して味わってみてください。

 

遠い異国の人たちの手仕事が重なり、服になり、ご縁があって手元に来たこたちです。

リーディングまでいかなくても、何か惹きあっているものを感じるかもしれません!

 

 

 

生産風景の動画はこちら

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